散文詩の庭

プロテクター

tou·2026年3月12日·169文字·ccfy0a5

いつからだろう、イヤホンから聞こえる音に魅力を感じなくなったのは。 耳に入る音はいつの間にか耳を通り過ぎて人生の効果音になったしまった。 街の喧騒から耳を守るためになっていたイヤホンからは、いつの間にか音が流れなくなっていた。 君がいるから外したイヤホンだったはずなのに、君がいないからつけるイヤホンになった。 イヤホンはプロテクターだ。